木造阿弥陀如来及び両脇侍立像 附 像内納入品
もくぞうあみだにょらいおよびりょうわきじりゅうぞう つけたり ぞうないのうにゅうひん
項目
内容
分類設定
文化財
指定区分
国指定
文化財区分
有形文化財
文化財分類
重要文化財
種別
美術工芸品(彫刻)
時代区分
鎌倉時代
エリア
南部
解説
鞆町の安国寺の釈迦堂(重要文化財)に安置される、港町鞆の仏教文化を一身に表現する備後を代表する仏像です。阿弥陀如来の像高が171.1cm、左右に並び立つ両脇侍が像高131.7cm、尊像の持つゆったりと構える姿や、立ち上がりの高い蓮台に乗り、大型の舟形光背を背負う全体の荘厳から像高よりもはるかに悠然とした大きさ感じさせます。
阿弥陀如来像は、右手の全指を伸ばして正面に掌を向ける施無畏印とし、左手は、第2、3指を伸ばして、その他の指で拳を握る刀印を下方に向け、背の高い蓮肉のある蓮華座に両足を揃えて立っています。両脇侍像は、宝冠を被り、両手を胸前で上下に重ねる梵筐印を結び、本尊よりもやや小振りながら造形は同じ蓮華座に両足を揃えて立っています。三尊を包む舟形光背は、高さが3m以上あり、阿弥陀の身光から化生した蓮華座に乗る化仏(現在は亡失)と、上方へたなびき周りを覆う雲気で阿弥陀如来の西方極楽浄土を表現しています。
木造阿弥陀如来立像の内刳に記された墨書銘より、文永11年(1274年)に金宝寺の本尊として大勧進寛覚や大檀那平頼影らの発願により造立されたことがわかります。足利尊氏の発願で全国に安国寺が開かれた際、備後では金宝寺が安国寺に改められたが、本像は引き続き安国寺の尊像として安置されたものと考えられます。
刀印を結ぶ印相や両脇侍の梵篋印を表す姿、一光三尊形式など像容は、善光寺式阿弥陀の図様に基づいて造立されていますが、木彫で等身の大きさであることは、国内でも例がありません。本像には、多数の像内納入品が納められており、小刀や笛、鈴といった納入品の他、多数の結縁交名、阿弥陀和賛、血書阿弥陀経など、多くの結縁者の願いを受けて造像されたことが分かります。港町として栄えた鞆の信仰を知るうえで、欠かすことのできない仏像です。
所在地
広島県福山市鞆町(安国寺)
指定等年月日
1942年(昭和17年)12月22日
1968年(昭和43年)4月25日 追加指定
年代
文永11年(1274年)
員数
3躯
構造・法量・形式・規模・面積等
寄木造
本尊:像高 170cm
脇侍:像高 130cm
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