木造法燈国師坐像 附 像内納入品

もくぞうほっとうこくしざぞう つけたり ぞうないのうにゅうひん

項目
内容
分類設定
文化財
指定区分
国指定
文化財区分
有形文化財
文化財分類
重要文化財
種別
美術工芸品(彫刻)
エリア
南部
解説
安国寺釈迦堂の須弥壇上、阿弥陀三尊の前方に安置される肖像彫刻です。像高は85.5㎝であり、等身大の大きさで、椅子に座る高齢の僧侶の姿です。禅宗では、このような高僧の肖像のことを「頂相」と称すます。円頂相で、内衣と法衣の上に袈裟を掛け、左胸前にて八角の鐶と紐で吊っています。両手を揃えて膝上で定印を結び、椅子上に趺坐します。衣を椅子から垂らしており、左側は、袈裟が長く垂れています。 彫像の面貌は禅宗の頂相彫刻らしく、厳しい修行の先にたどり着いた境地を目に見える形で表現しており、頬の肉は張り付いて、目は落ちくぼみ、骨形がわかるような表現ですが、瞳には強い意志が宿っており、生前の姿を写実的に造形した像になっています。 法燈国師(心地覚心 1207~1298)は、信州に生まれ、奈良東大寺や鎌倉・京で研鑽を積んだ後、入宋して禅の教えを学び、無門慧開より授けられた「無門関」などの仏書を請来しました。 本像の像内には、水晶製の五輪塔や建治元年(1275年)に法燈国師が中国より請来したと記された偈文、梵字真言が収められています。江戸時代に写筆にはなっていますが、建治元年(1275年)に法燈国師が記したものを鎌倉時代に写したものを収められているとみられ、巻子の冒頭に残る「金剛」の紙片のみは、国師の自筆が残されたものと考えられます。建治元年は、存命時の69歳に当り、本像が生前に造立された寿像であることがわかります。備後安国寺の開創において開山として招かれ、本像が造立されました。 釈迦堂より北に位置する枯山水の庭園の横に、往時は法堂があり、法燈国師像は、そこに安置されていましたが、1920年(大正9年)に法堂が火災となった際、僧侶が法燈国師像を抱えて火の中から助け出したということが伝えられています。
所在地
広島県福山市鞆町(安国寺)
指定等年月日
1942年(昭和17年)12月21日
年代
鎌倉時代
員数
1躯
構造・法量・形式・規模・面積等
寄木造 像高 84cm
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